【ラストスタンド(2013)】シュワルツェネッガー俳優復帰作×韓国の鬼才キム・ジウン監督の傑作アクションを徹底解説

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※記事内の画像は全てイメージです。実際の製品・写真とは異なります。

2013年に公開されたアメリカ映画『ラストスタンド』は、カリフォルニア州知事を退任したアーノルド・シュワルツェネッガーが『ターミネーター3』以来10年ぶりに主演を務めた俳優復帰第一作です。監督は韓国映画界の鬼才・キム・ジウン。フォレスト・ウィテカー、ロドリゴ・サントロ、ピーター・ストーメア、エドゥアルド・ノリエガ、ザック・ギルフォード、ジェイミー・アレクサンダーら実力派俳優が集結し、シンプルながら骨太な西部劇テイストのアクション映画に仕上げられています。本記事では作品概要・あらすじ・キャスト・制作背景まで、公的情報をもとに詳しく解説いたします。


① 作品概要:基本情報

『ラストスタンド』(原題:The Last Stand)は、2013年に製作・公開されたアメリカのアクション映画です。シュワルツェネッガーの俳優復帰後初の主演作であると同時に、韓国映画界で活躍してきたキム・ジウン監督にとって初のハリウッド進出作でもあります。

監督はキム・ジウン、脚本はアンドリュー・クノアー、製作はロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラが担当しています。撮影監督はキム・ジヨン、美術はフランコ・カルボーネ、編集はスティーヴン・ケンパーが手がけました。日本での配給は松竹・ポニーキャニオンで、2013年4月27日に劇場公開されました。

項目内容
原題The Last Stand
製作年2013年
製作国アメリカ
監督キム・ジウン
脚本アンドリュー・クノアー
製作ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ
上映時間107分
レーティングR15+
日本公開2013年4月27日
日本配給松竹・ポニーキャニオン

② あらすじ:国境の町を守る老保安官の最後の砦

かつてロサンゼルス市警察の麻薬捜査課で活躍した敏腕刑事レイ・オーウェンズ(アーノルド・シュワルツェネッガー)は、大きな任務の中で多くの同僚を失った心痛から第一線を退き、アリゾナ州とメキシコの国境付近の小さな田舎町ソマートンで保安官として穏やかな日々を送っていました。

そんなある日、FBI捜査官ジョン・バニスター(フォレスト・ウィテカー)から緊急の連絡が入ります。死刑判決を受けて移送中だった凶悪な麻薬王ガブリエル・コルテス(エドゥアルド・ノリエガ)が、仲間の手を借りて脱走。時速400キロを超えるシボレー・コルベットZR1の改造モデル車でFBIを振り切り、メキシコ国境越えのためにソマートンへ向かっているというのです。

FBIや州兵の応援が間に合わない状況の中、コルテスの部下トーマス・ブレル(ピーター・ストーメア)が率いる武装集団は国境の渓谷に即席の橋を架けて脱走路を整えていました。ソマートンの住民の多くがフットボール観戦で町を離れた週末、残ったのはレイと少数の部下たちだけです。戦力差は歴然としていましたが、レイは町の武器マニア・ルイス・ディンカム(ジョニー・ノックスヴィル)が集めた新旧の銃器を駆使し、保安官補たちと共に「最後の砦(ラストスタンド)」として立ち上がる決意を固めます。


③ キャスト紹介:個性豊かな出演陣

主要キャストと役柄をご紹介いたします。

アーノルド・シュワルツェネッガー(レイ・オーウェンズ保安官役)

元ロサンゼルス市警の麻薬捜査官で、現在はソマートンの保安官を務める本作の主人公。2003年から約7年間カリフォルニア州知事を務めたシュワルツェネッガーが、知事退任後初めて単独主演を果たした作品です。年齢を重ねながらも屈強な肉体と圧倒的な存在感でアクションシーンを牽引しています。

フォレスト・ウィテカー(ジョン・バニスター捜査官役)

アカデミー賞主演男優賞受賞歴を持つ名優で、レイに凶悪犯の脱走を知らせFBI側から追跡を指揮するバニスター捜査官を演じています。

ロドリゴ・サントロ(フランク・マルチネス役)

ブラジル出身の俳優で、女副保安官サラの元恋人で獄中から助力するフランクを演じています。

ピーター・ストーメア(トーマス・ブレル役)

スウェーデン出身の個性派俳優で、麻薬王コルテスの部下として国境付近の工作を指揮する悪役ブレルを演じています。

エドゥアルド・ノリエガ(ガブリエル・コルテス役)

スペイン出身の俳優で、本作の黒幕である凶悪な麻薬王コルテスを演じています。腕利きのレーシングドライバーでもあるという設定が、後半のカーアクションに深みを与えています。

ザック・ギルフォード(ジェリー・ベイリー保安官補役)

若手保安官補を演じており、コルテスの部下との遭遇で命を落とす悲劇的な役どころを担っています。

ジェイミー・アレクサンダー(サラ・トーランス女副保安官役)

マーベル映画『マイティ・ソー』シリーズへの出演でも知られる女優で、レイの部下でフランクの元恋人である女副保安官サラを演じています。


④ 監督キム・ジウン:韓国の鬼才がハリウッドへ

本作の最大の見どころのひとつが、監督キム・ジウンの起用です。キム・ジウンは韓国映画界において、マカロニウエスタンへのオマージュを込めた痛快アクション『グッド・バッド・ウィアード』(2008年)や、衝撃的なバイオレンス描写で世界的な評価を受けた『悪魔を見た』(2010年)など、スタイリッシュかつ骨太なアクション映画を得意とする監督として知られています。

本作はそのキム・ジウンにとって初のハリウッド進出作となりました。シュワルツェネッガーが演じる保安官の物語には、アメリカの西部劇の伝統的な「一人の男が町を守る」という構図が色濃く反映されており、キム・ジウンが韓国映画で磨いた演出スタイルとハリウッドのアクション映画文法が見事に融合した仕上がりとなっています。


⑤ 制作背景:シュワルツェネッガーの10年ぶりの単独主演復帰

本作が製作された背景には、シュワルツェネッガーの長いブランクがあります。2003年にカリフォルニア州知事に就任して以来、俳優としての活動を基本的に休止していたシュワルツェネッガーは、2011年の知事退任後に俳優業への本格復帰を宣言。その復帰第一作として用意されたのが本作です。

単独主演作としては2003年の『ターミネーター3』以来、実に10年ぶりとなる主演です。BDのパッケージにも「生涯興収3,000億円超の”ミスター・ハリウッド”が完全復活」と記されているように、シュワルツェネッガーのカムバックを象徴する作品として業界内外からも大きな注目を集めました。


⑥ まとめ:シンプルで骨太、王道アクションの醍醐味が凝縮された一作

『ラストスタンド』は、複雑な設定を排したシンプルな物語構造の中に、銃撃戦・カーチェイス・肉弾アクションを惜しみなく詰め込んだ王道アクション映画です。衰えぬ存在感を見せるシュワルツェネッガーの魅力を存分に楽しめる一方、キム・ジウン監督ならではの演出センスが光る場面も随所に散りばめられています。フォレスト・ウィテカー、ピーター・ストーメア、エドゥアルド・ノリエガら個性豊かな共演陣も作品を引き締めており、単純明快なエンターテインメントとして完成度の高い仕上がりとなっています。現在はBlu-ray・DVDのほか、各種動画配信サービスでも鑑賞可能です。1980〜90年代のシュワルツェネッガー映画をご存じの方はもちろん、ハリウッドアクション映画全般がお好きな方にも広くおすすめできる一作です。


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