※記事内の画像は全てイメージです。実際の製品・写真とは異なります。
2013年に製作・公開されたアメリカ映画『大脱出』(原題:Escape Plan)は、1980〜90年代に一時代を築いた2大アクションスター、シルヴェスター・スタローンとアーノルド・シュワルツェネッガーが本格共演を果たした待望の作品です。『エクスペンダブルズ』シリーズでのタッグを経て、初めて二人がW主演として正面から向き合ったサスペンス・アクション大作となっています。監督はスウェーデン出身のミカエル・ハフストローム。脱獄のプロが自ら設計した難攻不落の監獄に閉じ込められるという緊迫のストーリーに、年齢を感じさせない肉体と存在感が光る作品です。本記事では作品概要・あらすじ・キャスト・制作背景・興行成績まで、公的情報をもとに詳しく解説いたします。
① 作品概要:基本情報
『大脱出』(原題:Escape Plan)は、2013年に製作されたアメリカのアクション・スリラー映画です。当初は「The Tomb」という仮タイトルで撮影が進められ、公開前に現在のタイトルに変更されました。
監督はスウェーデン出身のミカエル・ハフストローム(『1408号室』『シャンハイ』)で、脚本はマイルズ・チャップマンとジェイソン・ケラー(アーネル・ジェスコ名義)が担当。製作はロビー・ブレナーとマーク・キャントンが手がけました。撮影は2012年4月16日から6月23日にかけてニューオーリンズで行われ、北米では2013年10月18日に公開されました。日本では2014年1月10日にロードショー公開されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 原題 | Escape Plan |
| 製作年 | 2013年 |
| 製作国 | アメリカ |
| 監督 | ミカエル・ハフストローム |
| 脚本 | マイルズ・チャップマン、ジェイソン・ケラー |
| 製作費 | 約5,000万ドル |
| 上映時間 | 116分 |
| 日本公開 | 2014年1月10日 |
| 日本配給 | ギャガ |
② あらすじ:脱獄のプロが自ら設計した監獄に閉じ込められる
レイ・ブレスリン(シルヴェスター・スタローン)は、世界屈指のセキュリティ・コンサルタントであり、実際に刑務所に潜入して脱獄することで施設のセキュリティの穴を洗い出すという仕事を専門としています。その実績と著書が評価されたブレスリンのもとに、ある日、謎めいた依頼が舞い込みます。政府機関が秘密裏に運営するとされる、極秘の監獄施設への潜入調査です。
ところが監獄に収容された直後、ブレスリンは何者かに罠をはめられていたことに気づきます。身分証は奪われ、連絡手段も遮断されたまま、受刑者として「墓場」と呼ばれる超高セキュリティの施設に閉じ込められてしまいます。その施設は洋上に浮かぶ巨大タンカーをベースに作られた監獄で、しかもブレスリン自身が設計に携わったものでした。
脱出の糸口を探すブレスリンの前に現れたのが、囚人たちを束ねるボスのエミル・ロットマイヤー(アーノルド・シュワルツェネッガー)です。最初は敵対的だった二人はやがて互いの実力を認め合い、極秘の情報と脱出計画を共有しながら協力関係を結んでいきます。しかし施設を牛耳る冷徹な所長ホブス(ジム・カヴィーゼル)はそれを察知し、容赦ない圧力を加えてきます。二人は限られた仲間の力を借りながら、不可能とされる大脱出に挑みます。
③ キャスト紹介:2大スターを支える豪華な脇役陣
シルヴェスター・スタローン(レイ・ブレスリン役)
本作の主人公。世界最高の脱獄専門コンサルタントとして、自らが設計した監獄からの脱出を図ります。『ロッキー』『ランボー』シリーズで世界的スターとなったスタローンが、頭脳と肉体の双方を駆使した役柄を熱演しています。
アーノルド・シュワルツェネッガー(エミル・ロットマイヤー役)
監獄内で囚人たちを束ねるボスで、ブレスリンの協力者となる重要人物です。カリフォルニア州知事退任後の俳優復帰作として本作に挑んだシュワルツェネッガーが、豪快さとユーモアを兼ね備えたキャラクターを演じています。
ジム・カヴィーゼル(ホブス所長役)
監獄の冷酷な所長。支配欲が強く残虐な人物として描かれており、スタローンとシュワルツェネッガーの前に立ちはだかる最大の障壁となります。独特の存在感で強烈な悪役を体現しました。
サム・ニール(カイリー医師役)
監獄に勤める船医で、ブレスリンに外部への連絡という形で手を貸す人物。ニュージーランド出身の名優がどこか人生に諦観を持つ医師を静かに演じています。
ヴィンセント・ドノフリオ(レスター・クラーク役)
ブレスリンが所属するセキュリティ企業の社長で、今回の依頼に強引に応じた張本人。物語の鍵を握る重要な役どころです。
エイミー・ライアン(アビゲイル・ロス役)
ブレスリンの同僚であり、外部から事態の解決に奔走する人物です。
このほかヴィニー・ジョーンズ、ファラン・タヒール、カーティス”50セント”ジャクソン、カトリーナ・バルフらが脇を固めており、国際色豊かな顔ぶれとなっています。
④ 制作背景:企画から30年越しの共演実現
スタローンとシュワルツェネッガーの共演はファンの長年の夢でしたが、二人のライバル関係や競争意識が壁となり、長らく実現しませんでした。本格的な共演への道が開かれたのは『エクスペンダブルズ』(2010年)でシュワルツェネッガーがカメオ出演したことがきっかけで、『エクスペンダブルズ2』(2012年)での本格共演を経て、本作でついにW主演が実現しました。企画の原案自体は30年近く前から存在していたとも伝えられており、ファンにとって待望の作品となりました。
撮影はニューオーリンズで行われ、コンピューター制御のガラス張り独房が並ぶ近未来的な監獄のセットが特に印象的な視覚的見どころとなっています。監督のミカエル・ハフストロームは、緊迫感のある密室劇の演出に定評のある監督であり、サスペンスとアクションのバランスを巧みに設計しています。
⑤ 興行成績
製作費約5,000万ドルに対し、北米興行収入は約2,513万ドルと北米では苦戦を強いられましたが、全世界興行収入は約1億3,732万ドルを記録し、製作費を上回る結果となりました。特に中国をはじめとするアジア市場での人気が高く、続編『大脱出2』(2018年)、『大脱出3』(2019年)の製作にもつながっています。日本では公開初週に週末ランキング2位を記録しました。
⑥ まとめ:2大レジェンドの共演が生んだ骨太サスペンス・アクション
『大脱出』は、1980〜90年代のハリウッドアクション映画全盛期を支えた2大スターが、年齢を重ねてなお圧倒的な存在感を放ちながら共演した歴史的作品です。頭脳戦と肉体アクションをバランスよく組み合わせたストーリー構成、近未来的な監獄のビジュアル、そしてスタローンとシュワルツェネッガーの息の合ったやり取りは、往年のファンはもちろん、アクション映画全般が好きな方にも十分に楽しめる内容となっています。現在はDVD・Blu-rayのほか、各種動画配信サービスでも鑑賞可能です。ぜひ一度ご覧になってみてください。
🔗 関連まとめ & 5サイト横断リンク | Cinema Picks
この記事とあわせて読みたい映画ネタ
昔観た映画の話をもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで送信されます。
