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ライアン・レイノルズとサミュエル・L・ジャクソンという個性派俳優2人が本気でぶつかり合うアクションコメディ、それが「ヒットマンズ・ボディガード」です。凄腕のボディガードと伝説の殺し屋という水と油のコンビが繰り広げる掛け合いは、公開当時から高い評価を集めました。この記事では作品の基本情報からキャストの魅力、興行的な成功までを整理して紹介します。これから鑑賞を検討している方にも、すでに観た方の情報整理にも役立つ内容です。
1. 作品の基本データをおさえておこう
「ヒットマンズ・ボディガード」(原題:The Hitman’s Bodyguard)は2017年に公開されたアメリカ合衆国のアクションコメディ映画です。監督を務めたのはパトリック・ヒューズ監督で、上映時間は118分となっています。制作国はアメリカのほか、ブルガリア、香港、オランダも名を連ねる国際的な布陣で作られました。
日本では劇場公開が見送られ、Netflixによる配信という形で視聴できるようになった作品です。そのため映画館で観た記憶がなくても、配信サービス経由で本作を知っているという方も多いのではないでしょうか。現在ではNetflix以外の配信サービスでも視聴できる機会が増えており、手軽にアクセスしやすい作品のひとつになっています。
ジャンルとしてはアクションとコメディを掛け合わせた作りになっており、派手な銃撃戦やカーチェイスといったハリウッド映画らしい見せ場と、主演2人の軽妙な掛け合いがバランス良く配置されている点が特徴です。シリアスになりすぎず、かといってコメディに寄りすぎない絶妙な塩梅が、幅広い層に受け入れられた理由のひとつといえるでしょう。
2. パトリック・ヒューズ監督が手がけたアクション演出
パトリック・ヒューズ監督は1978年オーストラリア出身で、長編デビュー作「レッド・ヒル」がベルリン国際映画祭でプレミア上映されたことで注目を集めた監督です。その後はシルヴェスター・スタローン主演の「エクスペンダブルズ3 ワールドミッション」でハリウッド作品を手がけ、本作「ヒットマンズ・ボディガード」でさらにアクション演出の手腕を発揮しました。
本作の脚本は、映像化されていない優れた脚本を集めた会員制サイト「ブラックリスト」の人気投票で上位にランクインした作品が元になっています。埋もれていた脚本を掘り起こし、テンポの良いアクションコメディとして完成させた点も本作の見どころのひとつです。もともとの脚本権が取得されたのは2011年で、そこから映像化までに数年を要したことになります。長い年月を経て世に出た企画だからこそ、脚本の完成度にもこだわりが感じられます。
パトリック・ヒューズ監督はこれまでにも「エクスペンダブルズ3 ワールドミッション」でスタローンをはじめとする豪華キャストによるアクション大作を手がけており、本作でもその経験を活かしたテンポの良い銃撃戦やカーチェイスが随所に盛り込まれています。実力派キャストの持ち味を引き出しながら、アクションとコメディのバランスを崩さない演出は、本作が高い興行成績を収めた要因のひとつといえるでしょう。
3. ライアン・レイノルズとサミュエル・L・ジャクソンの凸凹コンビ
主演を務めたのは、「デッドプール」シリーズでおなじみのライアン・レイノルズです。本作では一流のボディガードという役どころで、早口でまくしたてる持ち味を存分に発揮しています。
対するサミュエル・L・ジャクソンは、「パルプ・フィクション」や「アベンジャーズ」シリーズなど数々の名作で存在感を示してきた名優です。本作では凄腕のヒットマンを演じ、レイノルズとの丁々発止のやり取りで作品全体にコメディの熱量を与えています。この2人の噛み合わないようで噛み合う会話劇こそ、本作最大の魅力といえるでしょう。
本作の宣伝用ポスターでは、レイノルズ演じるブライスがジャクソン演じるキンケイドをお姫様抱っこする構図が採用されました。これはケビン・コスナーとホイットニー・ヒューストンが主演した1992年の映画「ボディガード」のポスターをもじったもので、キャッチコピーも同作を意識した内容になっています。タイトルだけでなくビジュアル面でも遊び心が感じられる仕上がりです。
4. ゲイリー・オールドマンら実力派キャストの競演
本作にはゲイリー・オールドマンも出演しており、重厚感のある存在感で作品に緊張感を加えています。そのほかサルマ・ハエック、エロディ・ユン、ジョアキム・デ・アルメイダといった実力派俳優が脇を固めており、主演2人だけでなく脇役陣の演技にも見応えがあります。
豪華な顔ぶれが揃ったことで、アクションコメディとしての軽快さと、サスペンス的な緊迫感の両方を楽しめる作品に仕上がっています。
5. 全米ボックスオフィスでの好成績
本作は2017年8月18日に全米3377館で封切られました。公開初週末の興行収入は2138万ドルを記録し、週末興行収入ランキングで初登場1位を獲得しています。同じ週にはスティーヴン・ソダーバーグ監督の復帰作「ローガン・ラッキー」も公開されていましたが、本作はそれを上回る成績で首位デビューを飾りました。
さらに公開2週目にも1026万ドルを稼ぎ出し、2週連続で首位を維持する好成績となりました。製作費は3000万ドルとされており、世界興行収入は約1.8億ドルに達しています。批評サイトのRotten Tomatoesではレビュー132件のうち支持率39%、平均点は10点満点で5.1点と評価が分かれる結果になりましたが、Metacriticでは38件のレビューをもとにした加重平均値が49/100、観客からの評価を示すCinemaScoreはB+となっており、批評家評価と観客評価にはやや開きが見られます。数字だけを見ると評価が割れているようにも映りますが、興行面では明確な成功を収めた作品といえます。
6. シリーズ化につながった人気ぶり
本作の人気を受けて、2018年5月にはライオンズゲートによる続編企画が報じられました。ライアン・レイノルズ、サミュエル・L・ジャクソン、サルマ・ハエック、そしてパトリック・ヒューズ監督が続投する形で、2021年には続編となる「ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード」が公開されています。続編にはアントニオ・バンデラスやモーガン・フリーマンといった新たな顔ぶれも加わり、シリーズとしての広がりを見せました。
一作目である本作が持つキャラクターの魅力とテンポの良さが、続編制作へとつながったことがうかがえます。続編ではダリウス・キンケイドの妻であるソニアが物語の中心的な役割を担う形となり、シリーズとしての幅の広がりも感じられる展開になりました。一作目と合わせて鑑賞することで、キャラクターの関係性がより深く楽しめる作りになっています。
7. まとめ
「ヒットマンズ・ボディガード」は、ライアン・レイノルズとサミュエル・L・ジャクソンという個性の強い2人の掛け合いを軸に、ゲイリー・オールドマンをはじめとする豪華キャストが脇を固めたアクションコメディです。パトリック・ヒューズ監督ならではのテンポの良い演出と、全米公開初週から2週連続で首位を獲得した実績が示す通り、エンターテインメント性の高さは折り紙付きといえます。日本ではNetflix配信という形で観られる作品なので、まだ未鑑賞の方はこの機会にチェックしてみてはいかがでしょうか。
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