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2004年に公開されたアメリカ映画『80デイズ』は、ジュール・ヴェルヌの不朽の名作小説を原作とする1956年の映画『八十日間世界一周』のリメイク作品です。主演はジャッキー・チェン。スティーヴ・クーガン、セシル・ドゥ・フランス、ジム・ブロードベントをはじめ、アーノルド・シュワルツェネッガー、キャシー・ベイツ、サモ・ハンなど世界的スターたちが集結した豪華な一作となっています。世界10か国でのロケと最先端のCGを駆使して製作された本作の概要・あらすじ・キャスト・制作背景まで、公的情報をもとに詳しく解説いたします。
① 作品概要:基本情報
『80デイズ』(原題:Around the World in 80 Days)は、2004年に公開されたアメリカのアドベンチャー・コメディ映画です。1956年の映画『八十日間世界一周』のリメイク作で、原作はジュール・ヴェルヌの同名小説です。
監督は『ウェディング・シンガー』のフランク・コラチ、脚本はデヴィッド・ティッチャー、デヴィッド・ベヌロ、デヴィッド・ゴールドステインの3人が担当しています。音楽はトレヴァー・ジョーンズ、撮影はフィル・メヒューが手がけました。製作総指揮にはジャッキー・チェン本人も名を連ねています。約120億円という大規模な製作費を投じ、世界10か国でのロケを敢行した大作です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 原題 | Around the World in 80 Days |
| 製作年 | 2004年 |
| 製作国 | アメリカ |
| 監督 | フランク・コラチ |
| 脚本 | デヴィッド・ティッチャー、デヴィッド・ベヌロ、デヴィッド・ゴールドステイン |
| 音楽 | トレヴァー・ジョーンズ |
| 製作総指揮 | ジャッキー・チェン ほか |
| 上映時間 | 121分 |
| 日本公開 | 2004年11月6日 |
| 日本配給 | 日本ヘラルド映画 |
② 原作と前作:ジュール・ヴェルヌの名作を再映画化
本作の原作は、フランスの作家ジュール・ヴェルヌが1872年に発表した冒険小説『八十日間世界一周』です。19世紀末のロンドンを舞台に、イギリス紳士フィリアス・フォッグが従者を連れて80日間で世界一周を果たすという賭けに挑む物語で、長年にわたり世界中で愛読されてきた冒険文学の古典です。
1956年版の映画はマイケル・アンダーソン監督が手がけ、アカデミー賞作品賞を受賞した名作として知られています。本作はその約半世紀後に、ジャッキー・チェンという現代のアクション・スターを主軸に据えてリメイクされた意欲作です。ただし、原作・旧作から大幅に改変されており、従者パスパルトゥーの役が中国人の泥棒という新たな設定に刷新されるなど、独自のアレンジが随所に施されています。
③ あらすじ:泥棒と発明家の奇妙な世界一周
19世紀末のロンドン。イングランド銀行に白昼堂々と侵入した泥棒のラウ・シン(ジャッキー・チェン)は、軽業師のような身のこなしで警察をかわし逃げおおせます。隠れた先は風変わりな発明家フォッグ(スティーヴ・クーガン)の屋敷でした。
フォッグは王立科学アカデミーのケルヴィン卿(ジム・ブロードベント)と「80日間で世界一周ができるか」という大胆な賭けを行い、旅に出ることに。ラウ・シンはフォッグの従者パスパルトゥーとして同行することになります。パリで出会った画家志望のフランス人女性モニク(セシル・ドゥ・フランス)も旅に加わり、フォッグ、パスパルトゥー、モニクの3人はフランス・トルコ・インド・中国・アメリカなど世界各地を駆けめぐります。行く先々でさまざまなトラブルに巻き込まれながらも、80日間という制限時間内にロンドンへ戻ることができるのか、というのが物語の軸となっています。
④ キャスト紹介:国際色豊かな豪華な顔ぶれ
本作の主要キャストは以下の通りです。
ジャッキー・チェン(ラウ・シン/パスパルトゥー役)
中国人の泥棒でありながら、フォッグの従者として世界一周の旅に同行する実質的な主人公。ジャッキー本人が製作総指揮も兼任しており、持ち前の身体能力を活かしたアクションシーンを随所で披露しています。
スティーヴ・クーガン(フィリアス・フォッグ役)
イギリスを代表するコメディ俳優で、発明に情熱を注ぐ風変わりな紳士フォッグを演じています。ジャッキー・チェンとのコンビが作品の大きな魅力となっています。
セシル・ドゥ・フランス(モニク・ド・グラーヴ役)
ベルギー出身のフランス語圏女優で、画家志望のフランス人女性モニクを演じています。旅の途中でフォッグらに合流し、重要な役割を担います。
ジム・ブロードベント(ケルヴィン卿役)
アカデミー賞受賞歴を持つイギリスの名優で、フォッグに世界一周の賭けを挑む王立科学アカデミーの権威ケルヴィン卿役を熱演しています。
このほか、アーノルド・シュワルツェネッガーがトルコの王子役でカメオ出演しているほか、サモ・ハン、ダニエル・ウー、マギー・Q、カレン・モクといった香港映画界の顔ぶれ、オーウェン・ウィルソンとルーク・ウィルソンのライト兄弟役、キャシー・ベイツのヴィクトリア女王役、ジョン・クリーズ、ロブ・シュナイダーなど、豪華スターが多数ゲスト出演しています。
⑤ 制作背景:ジャッキーが製作総指揮を兼任した国際的大作
本作はジャッキー・チェン自身が製作総指揮として深くコミットした作品です。世界10か国でのロケを敢行し、フランス・トルコ・インド・中国・アメリカなど各地の風景が映像に収められています。最先端のコンピューターグラフィックスも駆使し、大規模な映像表現を実現しています。
監督のフランク・コラチはアダム・サンドラーとの作品で知られるコメディ映画の職人で、アクションとユーモアを組み合わせた作風が本作とも合致しています。香港映画界から多数の俳優・スタッフが参加しており、特に中国を舞台にしたアクションシーンでは香港勢が存在感を発揮しています。
⑥ 興行成績と評価
本作は約120億円という巨額の製作費を投じた大作でしたが、興行面では製作費を回収できず、北米で約2,400万ドル、全世界でも約7,200万ドルという厳しい結果となりました。
批評面においても、第25回ゴールデンラズベリー賞で最低リメイク及び続編賞と、カメオ出演したアーノルド・シュワルツェネッガーへの最低助演男優賞の2部門でノミネートされるなど、評価は芳しくありませんでした。一方で、豪華なゲスト陣や各地のロケ映像、ジャッキー・チェンならではのアクションシーンを楽しむファンも多く、エンターテインメント作品としての魅力を認める声も根強くあります。
⑦ まとめ:ジャッキー・チェンのハリウッド時代を代表する一作
『80デイズ』は、ジャッキー・チェンのハリウッドでの活動が最も活発だった時期を代表する作品のひとつです。世界的な名作のリメイクという大きなチャレンジに、製作総指揮としても深く関与した本作は、興行的には苦戦を強いられたものの、国際色豊かなキャスト・スタッフと世界各地でのロケという規模感において、ジャッキー映画の中でも特異な位置を占めています。スティーヴ・クーガン、セシル・ドゥ・フランス、ジム・ブロードベントとの共演に加え、シュワルツェネッガーをはじめとする豪華なカメオ陣も見どころのひとつです。現在はDVDや各種動画配信サービスで鑑賞することができますので、ジャッキー・チェンのファンの方や冒険・アドベンチャー映画がお好きな方はぜひご覧になってみてください。
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