【大脱出3(2019)】スタローン×バウティスタ×マックス・チャン!秘密監獄「悪魔砦」からの救出劇を徹底解説

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※記事内の画像は全てイメージです。実際の製品・写真とは異なります。

2019年に製作されたアメリカ映画『大脱出3』(原題:Escape Plan: The Extractors)は、シルヴェスター・スタローン主演の人気アクション映画「大脱出」シリーズ第3弾です。デイヴ・バウティスタが2作連続で相棒役を務めるほか、香港・中国の人気アクション俳優マックス・チャンが新たに加わり、謎に包まれた秘密監獄「悪魔砦」からの救出劇を描いています。監督は『ゲットバッカーズ』でも本シリーズと関わりのあるジョン・ハーツフェルドで、彼自身の脚本作品でもあります。さらに、俳優デヴォン・サワが重要な悪役を演じるほか、「グリー」シリーズで知られるハリー・シャム・Jr.も出演するなど、バラエティ豊かな顔ぶれが揃っています。本記事では作品概要・あらすじ・キャスト・制作背景・評価まで、公的情報をもとに詳しく解説いたします。


作品概要:基本情報

『大脱出3』(原題:Escape Plan: The Extractors)は、2019年に製作されたアメリカのアクション・プリズン・スリラー映画です。「大脱出」シリーズ第3弾にあたり、アメリカでは2019年7月2日にDVD・動画配信でリリースされました。日本では2019年9月27日にクロックワークス配給のもと劇場公開されています。

監督・脚本はジョン・ハーツフェルド、共同脚本はマイルズ・チャップマン、撮影はジャック・ジュフレ、編集はショーン・アルバートソン、音楽はヴィクトル・レイエスが担当しています。製作にはロビー・ブレナー、マーク・カントン、ランドール・エメット、ジョージ・フルラ、ザック・シラーが名を連ねています。製作会社はサミット・エンターテインメント、グラインドストーン・エンターテインメント・グループ、エメット/フルラ/オアシス・フィルムズほか、配給はライオンズゲート・ホーム・エンターテインメントです。

項目内容
原題Escape Plan: The Extractors
製作年2019年
製作国アメリカ
監督・脚本ジョン・ハーツフェルド
共同脚本マイルズ・チャップマン
音楽ヴィクトル・レイエス
撮影ジャック・ジュフレ
製作費約360万ドル
上映時間96〜97分
レーティングR15+
配給(日本)クロックワークス
米国公開2019年7月2日(DVD・動画配信)
日本公開2019年9月27日
興行収入(劇場)約177万ドル(一部海外劇場公開)

シリーズの流れと本作の位置づけ

「大脱出」シリーズは、『大脱出』(2013年)でスタローン×シュワルツェネッガーの夢の共演が話題を呼び、続く『大脱出2』(2018年)からシュワルツェネッガーに代わりデイヴ・バウティスタが相棒役を務めるようになりました。本作はその流れを受けた第3弾です。

本作には前作から引き続き、スタローン(レイ・ブレスリン役)、バウティスタ(トレント・デローサ役)、カーティス・”50セント”・ジャクソン(ハッシュ役)、ジェイミー・キング(アビゲイル・ロス役)、リディア・ハル(ジュールズ役)が出演し、シリーズとしての連続性が保たれています。また、前作の中心人物だったホァン・シャオミンは本作には登場せず、代わりに香港・中国の人気アクション俳優マックス・チャンが新キャラクターのシェン・ロー役として加わっています。

タイトルの「Extractors(エクストラクターズ)」は「救出者たち」を意味し、前2作が「脱獄」を軸にしていたのに対し、本作では「誘拐された人物を救出する」という「救出劇」の要素がより前面に出た構成となっています。


あらすじ:誘拐された社長令嬢と謎の秘密監獄「悪魔砦」

世界的なハイテク企業ジャン社の社長令嬢ダヤ(マレーズ・ジョウ)が何者かに誘拐されます。かつてダヤの身辺警護を務めていた武術の達人シェン・ロー(マックス・チャン)は、世界で唯一の脱獄専門家であるレイ・ブレスリン(シルヴェスター・スタローン)のもとを訪れ、救出を依頼します。

捜査を進める中で、ダヤがこれまで誰も出たことのない謎の秘密監獄「悪魔砦」に監禁されているという情報が明らかになります。全容が謎に包まれた難攻不落の施設に立ち向かうため、ブレスリンは旧友のトレント・デローサ(デイヴ・バウティスタ)とともに救出計画を立案します。

ところがブレスリンたちが動き始めた直後、今度はブレスリン自身のパートナーであるアビゲイル・ロス(ジェイミー・キング)が何者かによって「悪魔砦」に拉致されてしまいます。仲間を取り戻すためにも、ブレスリンとデローサ、そしてシェン・ローは「悪魔砦」攻略への本格的な行動に乗り出します。その裏に潜む人物、レスター・クラーク・Jr.(デヴォン・サワ)との対決が最大のクライマックスとなります。


キャスト紹介

シルヴェスター・スタローン(レイ・ブレスリン役)

シリーズ全3作を通じて主人公の脱獄専門家を演じています。本作でも全体的な指揮を取るリーダーとして存在感を放ちますが、アクションシーンの多くはマックス・チャンが担っています。

デイヴ・バウティスタ(トレント・デローサ役)

前作に引き続き、スタローンの相棒として剛腕ぶりを発揮します。元WWEのプロレスラーで、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズや『ブレードランナー 2049』(2017年)で知られる俳優です。

マックス・チャン(シェン・ロー役)

本作で最も注目を集める存在で、事実上の主役を担う武術の達人シェン・ローを演じています。本名チャン・ジン(張晋)で、香港の武術家・俳優として「イップ・マン外伝 マスターZ」(2018年)や「パシフィック・リム:アップライジング」(2018年)などで知られています。本作での流麗なアクションシーンは高く評価されており、「ブラックパンサー」(2018年)の戦闘振付を担当したクレイトン・バーバーが本作のアクション演出も担当しています。

デヴォン・サワ(レスター・クラーク・Jr.役)

本作の悪役を演じています。1990年代に子役として頭角を現し、「ファイナル・デスティネーション」シリーズなどで知られる俳優です。

ジェイミー・キング(アビゲイル・ロス役)

前作に引き続き、ブレスリンのパートナー役を演じています。拉致されることで物語の重要な鍵となります。

ハリー・シャム・Jr.(バオ・ヤング役)

テレビドラマ「グリー」や「シャドウハンターズ」などで知られる俳優が、本作の重要な人物を演じています。

カーティス・”50セント”・ジャクソン(ハッシュ役)

シリーズ第1作から引き続き、ブレスリンのチームのメンバーとして出演しています。

このほか、ラッセル・ウォン、マレーズ・ジョウ、リディア・ハル、ダニエル・バーンハートらが脇を固めています。


制作背景:「ショーシャンクと同じロケ地」で撮影した超低予算作品

本作の制作背景として最も注目すべきは、その製作費の少なさです。英語版Wikipedia・The Movie Databaseによれば製作費は約360万ドルで、前作の約2,000万ドルからさらに大幅に圧縮されており、「大脱出」シリーズの中で最も低予算の作品となっています。

本作のロケ地については、映画ナタリーがスタローン本人らへのインタビュー映像として「ショーシャンクの空に」(1994年)と同じ場所で撮影が行われたと伝えています。「ショーシャンクの空に」の撮影は主にオハイオ州マンスフィールドにある旧オハイオ州立矯正施設で行われており、本作もオハイオ州でのロケが行われたとされています。この情報はIMDbのロケーション情報(オハイオ州)とも一致しています。

監督のジョン・ハーツフェルドは、自身もかつて『コブラ』(1986年)に俳優として出演しており、スタローンとは旧知の仲です。また、ハーツフェルドの子息ホランド・ハーツフェルドも本作に出演しています。

アクション演出を担当したクレイトン・バーバーは「ブラックパンサー」(2018年)の戦闘振付を手がけた人物で、マックス・チャンの中国武術を活かしたアクションシーンの質を高めています。また、マックス・チャンの対戦相手にはカンフー映画ファンにも知られたダニエル・バーンハートが扱われており、アクション映画マニアにとって注目の対決シーンとなっています。

アメリカでは2019年7月2日にDVD・動画配信でリリースされ、ロシア、イタリア、オーストラリア、トルコ、エジプト、ポルトガルなど一部の海外市場では劇場公開されました。日本では2019年9月27日にクロックワークス配給で劇場公開され、Blu-ray・DVDもワーナー・ブラザース・ホームエンターテインメントからリリースされました。


興行成績と評価

製作費約360万ドルに対し、劇場での全世界興行収入は約177万ドルとなっており、製作費を下回る結果となりました。ただし前作同様、DVDや動画配信での収益も加算されるため、実際の総収益はこの数字よりも多いと考えられます。

批評面では、英語版Wikipediaによれば「前作(大脱出2)よりも批評家からの評価はやや改善された」とされています。特に高く評価されたのは、マックス・チャンのアクションシーンで、カンフー映画の専門メディアなどからは彼のパフォーマンスへの好意的な評価が見られます。一方で、スタローンを全面に打ち出した宣伝に対し実際の出演量とのギャップ、脚本の単純さ、製作費の削減が映像に与えた影響などについては厳しい指摘も続いています。


まとめ:「大脱出」シリーズ完結編はマックス・チャンのアクションが見どころ

『大脱出3』は、「大脱出」シリーズの現時点での最終作として、シリーズファンにとっての一応の区切りとなる作品です。スタローンの役割がさらに縮小した一方で、マックス・チャンという新たな才能のアクションシーンが加わり、アクション映画としての見どころは提供されています。

超低予算ながら、「ショーシャンクの空に」と同じロケ地を使用した撮影、「ブラックパンサー」の振付担当によるアクション演出、そして俳優デヴォン・サワの悪役など、細かな見どころも存在します。「大脱出」シリーズを1作目から追ってきたファンにとっては、シリーズの締めくくりとして確認しておきたい一本です。現在はBlu-ray・DVDのほか、各種動画配信サービスでも鑑賞可能です。


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